アーマード・コア リターン・トゥ・ザ・ロストナンバーレイヴンズ(AC2)
       第3部 9人の勇士 36人の猛将
   〜プロローグ 真紅の踊り子〜
    今の世界に娯楽として浸透する、AC対決の場アリーナ。
   だが人間同士の盛り場として酒場という場所が今でも存在する。
   アリーナにて大穴を当てた者が大いに賑わいながら、無一文になった者も屯する場所である。

    母親がここでのダンサー・歌姫という職柄、それを幼少の頃から見続けてきた少女。
    名前はエリディム=クライゼイル。
   代々レイヴンとダンサー・歌姫を続けてきた伝統ある家系である。
    父親はレイヴン一筋、母親も同じくレイヴン。
   そして客を喜ばすダンサーと歌姫という別の顔を持ってきた。今を強く生きる知恵でもある。

    そんなエリディムがユウトやシュイルの活躍を知ってから半年。
   彼女もレイヴンとしての道を歩み出した。
    家系がそうでもあったが、何より自分にレイヴンの真の意味を教えてくれた2人に自分が
   作詞作曲した歌と踊りを披露したいというのが事実であった。
    その甲斐あってか、アリーナでも高成績を示す彼女。
   ダンスをする事から編み出した戦術が、一般レイヴンよりも凄い行動を繰り出す。技術面で
   彼女はどのレイヴンよりも一歩抜き出ていた。
   また自分の師匠と言える者に会う目標も、彼女をより一層強くさせていた。

    目標がある女性ほど強い者はいない。
   彼女は無意識ながらもユウト・シュイル同様、運命の戦士として覚醒しつつあった。
                               第1話へ続く

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

戻る